VMware vSphere Hypervisor(VMware ESXi、以降 ESXi)はVMware社が無償で配布しているハイパーバイザー型の仮想環境です。機能としては1つの物理マシンで複数台のWindows・Linux・Mac OSといった対応OSの仮想マシンを作成・動作させることができます。ESXiに仮想マシンを作成するには対応OSのISOファイルを事前にダウンロードしESXiのデータストアにISOファイルをアップロード後、読み込ませることで仮想マシンの作成が行えます。
以降、ESXi 7.0にWindows Server 2019をインストールする一連の手順を解説します。
1.データストアにISOファイルをアップロード
手順:1
データストアにISOファイルをアップロードするためには、操作端末からESXiの管理コンソールにブラウザで接続する必要があるためESXi Serverの管理URLを確認します。

手順:2
ESXi Serverの管理URLを使用しているブラウザのアドレス欄に入力 -> 「詳細設定」を選択します。

手順:3
“ESXi ServerのIP”にアクセスする(安全ではありません)を選択します。

手順:4
ユーザー名・パスワードを入力 -> 「ログイン」を選択します。

手順:5
「ストレージ」-> 「データストアブラウザ」、もしくは「ストレージ」右クリック -> 「データストアの参照」を選択します。

手順:6
「アップロード」を選択します。


手順:7
Windows Server 2019のISOファイルを選択します。
※評価版Windows Server 2019のISOをダウンロードする場合、マイクロソフト公式サイトにアクセスしダウンロードします。ダウンロードサイトURL:https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-windows-server-2019?filetype=ISO

手順:8
アップロードは少し時間が掛かります。ISOファイルのアップロード完了後、「閉じる」を選択します。

2.仮想マシンの作成・ISOファイルマウント
手順:1
「仮想マシン」-> 「仮想マシンの作成/登録」を選択します。

手順:2
「新規仮想マシンの作成」を選択します。

手順:3
名前とゲストOSの選択で、以下の設定値を入力します。
・名前:任意の名前
・ゲストOSファミリ:Windows
・ゲストOSのバージョン:Microsoft Windows Server 2019(64ビット)

手順:4
「次へ」を選択します。

手順:5
設定のカスタマイズ画面でCD/DVDドライブ項目から「データストアISOファイル」を選択します。

手順:6
データストア ブラウザ画面でWindows Server 2019のISOファイルを選択します。

手順:7
メディア項目にISOファイルがマウントされたことを確認し「次へ」を選択します。

手順:8
設定の確認画面で「完了」を選択します。

3.Windows Server 2019 インストール
手順:1
作成した仮想マシン選択し右クリック -> 「コンソール」 -> 「リモートコンソールを起動」を選択します。

手順:2
「VMware Playerを開く」を選択します。

手順:3
仮想マシンを起動するため「:パワーオン」を選択します。

手順:4
「 Press any key to boot from CD or DVD… 」画面が出力されたら画面内で「Enterキー」を実行します。


手順:5
Windowsセットアップ画面で「次へ」を選択します。

手順:6
「今すぐインストール」を選択します。

手順:7
オペレーションシステムでインストールするエディションを選択します。

手順 8:
「同意します」を有効化 –>「次へ」を選択します。

手順 9:
「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択します。

手順 10:
「次へ」を選択します。

手順 11:
「 パスワードを入力 」–>「完了」を選択します

手順 12:
VMware ESXi 7.0にWindows Server 2019のインストール完了です。
