WSUSの一覧に適用したいパッチ(KBxxxxxxxx.msuなど)が表示されず、指定した特定のパッチをWSUSに取り込みたい場合は、WSUS管理画面の「更新のインポート」からMicrosoft Update Catalogに接続しインポートしたいKB番号を検索 ->「直接インポート Windows Server Update Services」の操作を実行することでインポート可能です。
本記事を作成している2021/12月末時点では、Microsoft Edge Web ブラウザーでは「バスケットの表示」が出力されなかったため、Internet Explorer で実施しています。
Windows Server 2022:WSUS 手動パッチのインポート
手順 1:
デスクトップ左下「 (Windowsマーク)」を選択します。
手順 2:
「Windows 管理ツール」->「Windows Server Update Services」を選択します。
手順 3:
「Updates」を右クリック->「Import Updates」を選択します。
手順 4:
Microsoft Update カタログサイトに接続されます。 デフォルトで Microsoft Edge Web ブラウザーで起動しますが検索ボックスの下に「バスケットの表示」が表示されません。URLをコピーし Internet Explorer のブラウザーに張り付けます。
手順 5:
「Internet Explorer」を起動します。
手順 6:
Microsoft Edge Web ブラウザーのURLをコピーしIEのブラウザーに張り付け、Microsoft Update カタログサイトに接続します。 Microsoft Update Catalogのアドオンをインストールしていない場合は以下画面が出力されます。「インストール」を実行します。
セキュリティの警告画面:「インストールする」を実行します。
手順 7:
パッチ番号を入力 ->「検索」を選択します。
手順 8:
表示された製品一覧から「追加」を選択します。
手順 9:
バスケットにインストールモジュールが追加されました。「バスケットの表示」を選択します。
手順 10:
「直接インポート Windows Server Update Services」のチェックボックスを有効化 ->「インポート」を選択します。
手順 11:
インポートの進行状況画面:進行状況が「待機中」から「完了」にステータスが変わることを確認します。
インポートの完了画面:「完了」にステータスが変わったことを確認します。
Windows Server 2022:WSUS 手動パッチのインポートが失敗する場合の対処方法
WSUSの「更新のインポート」で特定のパッチがインポートできず進行状況が「失敗」になる場合があります。
失敗する場合は「C:\Windows\System32\inetsrv」配下に「w3wp.exe.config」ファイルを作成し編集します。以下、参考サイトの解決法で本サイトの環境においても解消しています。
手順 1:
「w3wp.exe.config」ファイルを作成し以下、文字列を入力 ->「inetsrv」ディレクトリ配下に格納します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <configuration> <runtime> <AppContextSwitchOverrides value="Switch.System.Net.DontEnableSystemDefaultTlsVersions=false"/> </runtime> </configuration>
手順 2:
「iisreset」コマンドを実行しIISのサービスを停止、再度開始させます。
デスクトップ左下「 (Windowsマーク)」を右クリック->「ファイル名を指定して実行」を選択します。
手順 3:
「cmd」と入力しコマンドプロンプトを起動します。
手順 4:
「iisreset」コマンドでIISのサービスを停止、開始されたことを確認します。
手順 5:
再度、WSUSの「更新のインポート」で特定のパッチをインポートします。