VMware Workstation Playerは、Oracle VM VirtualBox・Hyper-Vと同じような仮想端末作成ソフトです。今回、紹介するWindowsサーバー製品であるWindows Server 2016は一定の期間、無償バージョンの評価版(evaluation)ISOイメージファイルがフリーでマイクロソフト公式サイトからダウンロード・インストールすることができます。利用することができるOSバージョンはStandard、Datacenterとなります。
Windows Server 2016以外にも以下、対応OSをはじめとするOSの利用が可能です。
・Windows 評価版OS:Windows10、Windows Server 2012、Windows Server 2019など
・Linux OS:Ubuntu、CentOSなど
また、動作環境ですが複数のゲストOSを起動した際、使用パソコンの動作が重くなる要因であるメモリーについて記載します。メーカーでは最小2 GB ~4 GB 以上のメモリを搭載した端末での利用を推奨しています。
ホスト システムには、ホスト OS、ホスト システム上の仮想マシン内で動作するゲスト OS、およびホスト OS とゲスト OS 上で動作するアプリケーションを実行するのに十分なメモリが必要です。
引用元:Vmware公式サイト
ホスト システムに必要な最小メモリ容量は 2 GB です。4 GB 以上のメモリを搭載することをお勧めします。
本記事では、仮想端末ゲストOSへのWindows Server 2016インストール 手順・操作方法を画像を交え解説します。
目次
1.OSイメージファイルダウンロード
手順 1:
ブラウザを起動し、 Microsoft公式 ISOファイルダウンロードページに画面遷移します。
ISOダウンロードサイト: https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-windows-server-2016
手順 2:
「ISO」–>「次へ」を選択します。

手順 3:
「ユーザー情報を入力」–>「次へ」を選択します。

手順 4:
「次へ」を選択します。

手順 5:
「日本語」–>「ダウンロード」を選択します。

手順6:
ダウンロードフォルダにファイルがダウンロードされたことを確認します。 自動で「 ダウンロード 」フォルダに格納されました。

2.VMware Player ISOファイルマウント
手順 1:
「 VMware Workstation Player 」を起動します。※VMware Workstation Playerは、VMware公式サイトからダウンロードできます。VMwareダウンロードサイト:https://www.vmware.com/jp/products/workstation-player/workstation-player-evaluation.html

手順 2:
「 新規仮想マシンの作成」を選択します。

手順 3:
「 後でOSをインストール」を選択します。


手順 4:
「Microsoft Windows」–>「Windows Server 2016」–>「次へ」を選択します。

手順 5:
「任意の名前を入力」–>「インストール先を指定」–>「次へ」を選択します。

手順 6:
「次へ」を選択します。

手順 7:
ダウンロードしたISOイメージファイルを読み込ませるため「ハードウェアをカスタマイズ」を選択します。

手順 8:
「新規CD/DVD」–>「ISOイメージファイルを使用する」–>「参照」からダウンロードしたファイルを指定 –>「閉じる」を選択します。

手順 9:
「完了」を選択します。

3.Windows Server 2016インストール
手順 1:
作成した仮想マシン「Windows Server 2016」–>「仮想マシンの再生」を選択します。

手順 2:
「 Press any key to boot from CD or DVD… 」画面が表示され自動でインストール処理が実行されます


手順 3:
「次へ」を選択します。

手順 4:
「今すぐインストール」を選択します。

手順 5:
Windows Server 2016 Standard Evaluation(デスクトップエクスペリエンス)選択します。

手順 6:
「同意します」を有効化 –>「次へ」を選択します。

手順 7:
「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択します。

手順 8:
「次へ」を選択します。

手順 9:
インストール終了後、 再起動処理が実行されます。「今すぐ再起動」を選択しなくても自動で再起動します。

手順 10:
「 パスワードを入力 」–>「完了」を選択します 。

4.Windows Server 2016 ログイン
手順 1:
「Player」–>「 Ctrl + Alt + Deleteの送信 」を選択します。

手順 2:
前手順で設定したパスワードを入力し、Enterキーを実行します。

手順 3:
「ネットワーク」設定画面は利用用途に合わせ「はい」/「いいえ」を選択します。利用用途が明確でなければ「いいえ」で良いと思います。

手順 4:
Windows Server 2016にログインできました。

お疲れさまでした。以上でOSインストール作業終了となります。これからの学習の進め方は設定が多岐にわたるため参考書のご利用を推奨します。
5.まとめ
最後まで記事を見て頂いてありがとうございました。仮想環境にWindows Server 2016インストールをご紹介いたしました。学習環境が整えられたことでエンジニアとして第一歩、踏み出した実感がありませんか?
実機を使用して継続的に勉強することにより知識・技術の向上ができます。就職・転職時にアピールできるマイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)を目指しましょう。
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